1+白老=速醸百年
on 2010年12月30日
1910年(明治43年)大蔵省(滝野川)醸造試験場の江田鎌治郎先生が速醸酛を発表してから、今年でちょうど100年。
去りゆく2010年、実は日本酒醸造史の上で記念すべき年だったのです。
古くからある生酛、前年に発表された山廃酛に代わり、今や酒造りはほとんどが速醸酛。
『白老』澤田酒造・蔵元澤田研一(研二じゃありません(笑))社長に伺ったところでは、
「速醸酛の研究を江田鎌治郎先生が行ったのが、当時知多にあった『豊醸組』醸造試験場でした。当時、灘と張り合っていた知多の醸造家たちが総力を結集したのです」
その『豊醸組』醸造試験場のあった澤田酒造で『豊醸組』から名を取ったのが純米吟醸二年熟成酒「豊醸」。
柔らかくて、まろやか。暮れの木漏れ日のような温かな味わいを感じる酒です。
DATA
酒米 山田錦(兵庫県特A地区産)
精米歩合 55%
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おいしい酒や料理について、飲んだこと、食べたこと。
蔵元さんや生産者さんのところで、小耳にはさんだ面白い話題などを記しています。東京在住エンジニア。日本酒歴四半世紀。about
おいしい酒や料理について、飲んだこと、食べたこと。 蔵元さんや生産者さんのところで、小耳にはさんだ面白い話題などを記しています。東京在住エンジニア。日本酒歴20年。